2017年10月30日月曜日

ウォーターガーデン

ビオガーデンという言葉をご存知でしょうか?。これは、ドイツのBIOTOP(ビオトープ)という「生物が生きる場所、空間」というのと、囲われた楽園というガーデンを組み合わされた造語です。自然環境の循環がうまく機能する水辺という意味です。


ビオトープの考え方を取り入れることによって、昆虫や鳥、魚や植物が生育し、自然の循環がうまく機能し、お互いが共に生きるバランスを美しく保ちます。


人間も生き物として自然界の中で生かされています。その自然界の食物連鎖や循環作用の中で、人は健康に元気な毎日を送ることができます。人が自らその循環を切ってしまうといつの間にか、自分のところにいろんな副作用が襲ってきます。





水、空気、光が生み出す浄化作用によって、人もくつろぎ空間の中で自然と共生していくことができ、その中から自然から力を得ることもできます。水はすべての生物のオアシスです。人間の身体もほとんどは水でできています。その水はすべての生き物の原点であり、庭の中に水辺や水を使った流れや動きを作るだけで、とても心地よいものになります。


例えばせせらぎ。時間を忘れるくらい見入ってしまうことがあります。そして水辺には、いろんな生き物が飛んできて生き物たちの原点になります。水辺の植物、水辺の花、そして水際に映る、また生える木。魚たちのために、また水の浄化を助けるために、循環させていつも酸素を含ませることが大切です。


そこには噴水や、滝を作り、魚の住みかを作ってやると、かわいい金魚などの住処として最高です。


冬場にすっかり何もなくなってしまった池や流れや滝にも、夏になると水生植物が花を咲かせ、睡蓮たちは人に美しい季節を演出してくれ、浮葉植物の下では、ゆったりと安心して魚たちが生きていけます。


私達も日頃の生活で、自然の四季や二十四節季など生かされていることをもう一度見直し、家と庭と自然の環境をもう一度考えてみてはいかがでしょう。