ガーデニングは、子育てに似てるとよくいわれます。何より愛情を持って、笑ってしまいますが、声をかけるように「きれいだね!」とか、「がんばって成長してね!」ってつぶやいています。
しかし、それは植物たちが生き物であるからです。愛情を持って、甘やかさずに、どんな環境にも適応していけるように丈夫に、元気に育てることが大事です。
決まり切った作業でやるのでなく、植物が欲しがった時に植物の様子を見ながら、すかさず与えるのが良いです。
まず一番は、土の表情を見れば、白っぽく、また堅く硬化して入れば要注意です。肥料も、タイミングです。必要もない時期に与えすぎると枯れてしまいます。お礼肥えとは少しガーデニングをやっている方ならみんな知ってる言葉で、花が咲き終わったとき等に与え
ると、次の花のもとになる肥料球根とかがしっかりして助けにもなります。
「地を養えば花は自ら開く」とあるように、土づくり、排水、元肥をしっかり入れておくことです。そして植物たちも生き物ですから、お互いが切磋琢磨して競争すると凄く成長します。
一緒に植えてお互いが成長する仲間を「共生する植物」、そして逆にどちらかがだめになったりするのを「競争」といいます。そこに人の手を入れて調整し、うまく組み合わせるのを「保全する」といいます。
まさに、人の世界とよく似ています。ガーデニングをすると、生き物としての学びがとても大きいです。またコンパニオンプランツとして、お互いが助け合うような組み合わせもあります。
そのように愛情を持って育ててみると面白いようにしっかり育ち、きれいな花を咲かせてくれます。人には収穫する「喜び」とか「楽しみ」とか「季節の実り」を与えてくれます。
育った植物の成長してゆく姿を楽しみ、収穫し、料理に使い、皆で食べる楽しみを味わえる。これが心と身体に力をもたらしてくれるガーデンセラピーとなり、家族に健康をもたらしてくれると思います。